2月9日の意味は [日録雑感]
2月9日の読み方というか
この日が、ある意味での「特別日」とは知らなかった。
ニクノ日。
の日というらしい。
北海道 岩見沢では、雪の外で「肉を焼いて」食べるというから、冬国の人でも相当な厚着で、能登半島 珠洲市でほとんどが作られている「七輪」に網を乗せて、焼き立てをふうふうさせながら食べる映像をテレビで知った。
便利なものは「七輪」だ。
我が家も、秋刀魚を焼くときは、外で、パタパタと団扇で扇いだものだった。
そうか「焼肉」か。
京都の一番外れで「福知山」という明智の大将のお城があったという場所で食べた焼肉は「美味しかった」。
後で知ったことだが、ここで育った牛は、神戸に連れらていき「値段も品格も」一番になるという。福知山牛では、何ともならない悲しさだそうだ。
連れて行ってくれた人は福知山を愛する地元民。
彼のたまえり。
ここでは、「内臓」が一番おいしいです。
「上等の肉部分」は、それぞれが「他府県取引先」に、それなりの価格で送り出されるのですよ。神戸牛にはかないませんがね。
なるほどな、とにかく内臓というか、今は亡き食通の開高健は、放るもん、ホルモンは、どれがどれかと認定できないほどおいしいので、、私はそれで、鍛えられたと、一緒に口を注ぐ「どぶろく」とも一緒だったと書き残している。
東京に戻り、すぐに東武東上線のどんづまり駅だったか「堵殺場」があった。
駅から数百メートルが小さな間口の客が4~5人も入れば満員の空間が50軒ほど並ぶ。
「七輪」にホルモンを乗せ、ただただ「焼き加減」を見定め、その店独特の「ニンニク味噌」を使うだけだ。
こういう「美味しい食べ方」をすると、肉部分などは、ただの「肉片」にしか感じられない。
福知山も、ここにも、共通しているのは「屠殺場」が近くになければという話しだ。
その後の話し。
自宅から歩いていける「焼き鳥屋」を発見。
焼き鳥といっても、目指すは串に刺した「ホルモン焼き」だ。
ご主人は、毎朝一番電車で、ここにやってきて、「仕入れ」をして、昼頃には店に着いて、夕方まで、串刺し作業に取り掛かる。
5時開店。
とてもじゃないが、5時では、入店がギリギリ、30分もすれば、立ち見となる。
ましてや、好みの「焼き部分」は、品数は薄くなる。
爺が好きだったのは、「心臓」と「腸」で、これは軽く焼いてもらうが、この時期はまだまだ、「レバー」は、「なま」で注文ができ、イタリア・オリーブオイルに浸し、好みで、七味唐辛子か、和辛子で食べたものだった。
この店も、ご主人がなくなり、息子の代になったが、どうやら「仕入れルート」もなく、この味を堪能することができなくなり、爺も財布が思うようにはいかなくなり、自然と足が遠くなった。
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