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仇討ち御法度の意味 [日録雑感]

先日は赤穂義士の討ち入りについて記載したものの、映画はどうだったのかが気になった。


爺が好きだったのは、片岡千恵蔵、長谷川和夫が内蔵助を演じたものだった。


どうして好んだかは、今になっても記憶は戻らない。


ふと思うに、
風呂屋との関係ではなかったか?


生活範囲の中に5軒ぐらいの風呂屋が競争していたが、住民はそれぞれの贔屓の風呂に浸ったものだ。

そこにいけば、なじみの人がおり世間話で話題も広がった。

今でいえば「ネット社会」かな。


爺などは学校仲間での行きつけの風呂屋だった。


風呂屋には映画のポスターが貼られていた。

タダでの映画館入場招待券が風呂屋のご主人の裁量で配られていたのだ。


爺は中学の頃は、ある風呂屋に目をつけて、番台に座る「おんなご主人」に取り入って、いろいろな映画館の招待券をもらっていた。


教師や家の人の目を盗み「平日」映画鑑賞を楽しんだものだ。


年末になると、国民的な行事の一つが「赤穂浪士」映画だった時代があった。

その時の記憶が、きっと二人の役者だったのだろう。


先日、ユーチューブで赤穂浪士の映画を調べた。

驚いた。


1941年 米国への対戦を決めたときに、この映画があったのだ。


「元禄 忠臣蔵」 当時の「情報局国民映画参加作品」としてだった。

前編、後編に分かれ、当時の「白黒画面」を、カラーに直してあった。


溝口健二監督作品だった。


これじゃ、戦後、米国が「時代劇」に敏感になり、取り締まりをやった「事実」がわかろうというものだ。


「仇討ち」は、御法度なのだった。

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